2016年2月22日月曜日

新天地、神様と竜の正体

神様と竜の正体
(本文:創23章)


 神様と竜は、どんな存在なのか?そして、見た者がいるのか?神様も竜も霊(神)である(ヨハ4:24、啓16:13~14)。

1.神様の正体
 神様は、自らおられる唯一神であられ、天地創造主であられ、その名はエホバで、これは永遠の名前であり、代々に記憶する表号(呼び名)である(創1:1、出3:14~15、イザ37:16、ヨハ17:3)。
 神様を見た者がなく(ヨハ1:18、Ⅰヨハ4:12)、ただ、天から来た者だけが神様を見たと言われた(ヨハ6:46)。イエス様と使徒ヨハネは、天に上って行かれて、神様をご覧になった(ヨハ3:12、啓4章)。そして、神様は霊であられるので(ヨハ4:24)、霊でだけ見る事ができる(啓4:2参考)。しかし、イエス様の血で罪が解決されて、新しく生まれて、印を押された十二支派の天民たちは(啓1:5~6、啓7章、14章)、神様を見る事ができ、永遠に共に生きると言った(啓22:1~5)。
 人の罪によって離れて行かれた神様は(創3章、創6:1~7)、イエス様の血で罪が解決される事によって再び来られて、新しく生まれた人と共におられると約束された(啓21:1~722:1~5)。初臨の時、来られた神様が罪のないイエス様の中におられた(マタ1:16~17、ヨハ10:3014:10~11)ように、再び来られる神様の霊は、人の中におられる。

2.竜の正体
 竜は、神様が創造された被造物である御使いが背教する事によって現れた存在で、その名は、蛇、または悪魔、またはサタンであり(創3:1、啓12:920:1~2)、悪神である。神様もサタンも神(霊)なので、人間の世で働く時は、人の中に入って働くようになる。
 なぜ、被造物である御使いが神様を背信して、サタン、悪魔になったのか?それは、自分の地位よりもさらに高くなろうという欲のためである。これをヤコブ書115節に、「欲がはらんで罪を産み、罪が熟して死を生む。」と言い、また、人が誘惑に陥るのは、欲に引かれ、誘われるからだと記録されている(ヤコ1:14)。
 このように、被造物が逆賊になる事も欲のためである。創世記3章の蛇もエバも、神様のようになろうという欲のために背信者になったのである。エゼキエル28章では、背教したケルブについて、「自分を神、王という者であり、昔、エデンの園にいて、神様が立てて下さったので、神様の聖なる山で火の石(火光石)の間を歩いて、知恵に満ち、完全な印であった。」と記録されている。
 前で言ったケルブ(cherub)は、四つの生き物を言ったのであり、四つの生き物は神様と天国を守る天の軍隊である。このうちの一つのケルブが背教する事によって蛇になって、三分の一の天の軍隊を所有している者である。彼は、エデンの園にいて、自分の権威が高くなるに従って、神様の席まで狙って、被造物であるエバを惑わしたのである(イザ14:12~14参考、創3章)。
 罪を犯した御使いとその群れについて、ユダヤ書には、「位と場所を離れて党を造った(ユダ1:619)。」と言い、第二ペテロ2章には、「彼らは正しこを捨てて、バラムの道に従った(Ⅱペテ2:15)。」と言い、このような行為を「犬は自分の吐いた物に戻り、豚は身を洗って、また泥の中に戻る。」と比喩した。また、啓示録9:14~16には、「罪を犯した御使いを解き放して、彼らが人の三分の一を殺す行いをして、その数が2万万である。」と言った。

 竜、すなわち、蛇は、アダムとエバを惑わした(創3章)後、地上で6千年の間、世を主管して来た(マタ4:8~9、ルカ4:5~6、エペ2:2)。それゆえ、今日まで天下万物は、その成分がサタンに似るようになったので、どれ一つ、聖なるものがない。万国が惑わされたので(啓18章)、今日、いのちの木が登場して、再び、万国を蘇醒させなければならない(啓22:1~2)。
神様とサタン悪魔(竜)は、天地万物の所有権を置いて、6千年間、戦争をして来たのである。竜は、6千年目に捕らえられて閉じ込められる事を、2千年前にすでに知っていた。初臨の時は、悪霊がイエス様に「まだ時ではないので、私たちを底知れぬ穴に行けとは言わないで、豚の群れに入らせて下さい。」と言った(マタ8:28~32、ルカ8:26~33)。しかし、主の再臨の時である今日は、竜を捕らえて底知れぬ穴に閉じ込める時である(啓20:1~3)。

 神様が創造された人類世界を6千年間、竜が主管して治めて来たが、啓示録成就の時からは、神様が統治される時である(啓19:6)。この時から永遠に神様が主管される。



 聖徒は、啓示録の成就の時を知って、神様との約束を信じて守る事によって、救われる事に力を尽くさなければならない。アーメン!

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