2014年11月20日木曜日

新天地、不品行のぶどう酒

不品行のぶどう酒


新約の(1718)の「不品行のぶどう酒」とは何だろうか?このぶどう酒によって万国が倒れ、海で、船で働く全ての者がこのぶどう酒で商売をしたと聖書は言っている(18)。この時は啓示録の時、すなわち、主の再臨の時である。
イエス様は四福音書に新しいぶどう酒と新しい皮袋、古いぶどう酒と古い皮袋について比喩で語られた(マタ9:17、ルカ5:37-38)

  イエス様は、ご自分の事をまことのぶどうの木と言われ、弟子たちを、実を結ぶ枝と言われ(ヨハ15:1-5)、イエス様と弟子たちに御霊の鳥が臨んで来た(マタ3:16-17、使2:1-433)。そして、イエス様は、モーセの座を占めた律法学者とパリサイ人たち(マタ23:2)に白く塗った墓であり、蛇、まむしのすえどもだと言われた(マタ23:27-34)。申命記3231-33節に、神様がソドム、ゴモラの牧者(敵対者)を蛇の毒とまむしの毒が出るぶどうの木だと言われた(イザ5:1-7参考)。これに見ると、ぶどうの木は人(牧者)であり、ぶどう酒はその人から出る御言葉(言葉)である。
イエス様が再臨の時をノアの時、ロトの時(ソドムとゴモラの審判の時)のようだと言われた御言葉(ルカ17:26-30)と共に、ぶどう酒と皮袋が何なのか解いてみようと思う。

 イエス様の初臨の時の新しいぶどう酒は旧約の封じられていた本が開かれた啓示の御言葉であり、新しい皮袋は新しい牧者(イエス様とその弟子たち)であった。古いぶどう酒は人の戒めと律法であり、古い皮袋は伝統の牧者たちであった。
では、不品行のぶどう酒の実体とは何だろうか?

 地上の王たちもバビロンの淫婦と共に不品行を行い、地上に住む者たちも不品行のぶどう酒に酔い、不品行のぶどう酒によって万国が倒れ、海の船で働く全ての者がこの不品行のぶどう酒で商売し、富を得たと聖書は言っている(18)。また、ここ(バビロン)は、悪霊の住まい、あらゆる汚れた霊どものくつで、あらゆる 汚れた憎むべき鳥どものくつとなったと言い(18:2)、万国がここで悪霊と結婚すると言った(18:23参考)。まことに神様とイエス様と聖徒たちと自分のいのちを愛する牧者であるならば、この場所と、この不品行のぶどう酒が何なのか、確かめなければならないだろう。そして、ここの不品行のぶどう酒を飲まないようにするべきであろう。

 ぶどうはぶどうの木からでき、ぶどう酒はぶどうからできる。初臨の時のイエス様はまことのぶどうの木であり、イエス様の啓示はまことのぶどう酒であった。イエス様は血で新しい契約を結ばれながら、「わたしの父の御国で、あなたがたと新しく飲むその日までは、わたしはもはや、ぶどうの実で造った物を飲むことはありません」と言われた(マタ26:26-29)。再臨の時である今日、新しいまことのぶどう酒である啓示の御言葉を新しいヨハネに与えて、民族、国民、国語、王たち、すなわち、世界中の全ての教会に伝えさせられた(10)

 今日、聖書に約束された神様の御国である霊的シオン山証幕屋聖殿には、天国の神様とイエス様と御使いたちがいて、イエス様の啓示の御言葉で印を押された12支派がある(14:1-515:2-5)

 これとは反対に、悪霊の国であるバビロンの淫婦(ネブカデネザル王のような偽りの牧者、ダニ4:20-22参考)と七つの頭と十本の角を持った教権者(牧者:獣)は、蛇の酸い(野)ぶどうの木であり、彼らの教法の言葉(教理)が、すなわち、不品行のぶどう酒である。この淫婦 、すなわち、悪霊の牧者は悪魔()と結婚した者であり、彼らと共に一つになった者たちが蛇の国である霊的バビロンになったのであり、このバビロン(獣、すなわち、偽りの牧者)が啓13章の神様の幕屋の聖徒たちを滅亡させた。これが霊的イスラエルの終末であり、バビロンの教理である不品行のぶどう酒で万国が倒れた事である。もう一度言えば、今日、啓13章の神様の幕屋に入って来て聖徒たちを滅亡させた獣の群れが霊的バビロンであり、悪霊の国であり、彼らがあかしする教理が不品行のぶどう酒である。


 この事実を現場で見た者たちがいる。すなわち、13章の天の幕屋に侵入した獣と戦って打ち勝って、抜け出て来た者たちである(15:2-5)。この後、啓19章で小羊の結婚の披露宴に招待されて来て、イエス様の啓示の御言葉を聞き、淫婦とその群れである七つの頭と十本の角を持った獣と、また、不品行のぶどう酒に対するあかしを受けて、新しく生まれる事によって、御国の民になる事ができる。

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