新型コロナウイルス感染症に関する新天地イエス教会Q&A
□ 新天地イエス教会創立記念について
今年、新天地イエス教会は創立記念行事を行っていません。創立記念行事は勿論の事、新型コロナ事態が終息するまで全ての礼拝はオンラインで代替し、集会や集まりを一切行っていません。また、新型コロナ事態終息後も、検査を受けていない聖徒は礼拝に参加できないようにしました。教会と聖徒は親子関係のようなものであり、教会の立場から聖徒の健康と安全より重要なものはありません。従って、多くの聖徒が新型コロナウイルスに感染して苦しみや不安を感じている状況で、教会が礼拝と集会を再開する理由は全くないという立場を明確に示します。(2月18日大邱教会31番目の感染者発生以後、現在まで礼拝や集会一切なし)
新天地タダイ支派は3月11日、大邱·慶尚北道の聖徒の自宅隔離解除を控え、△自宅隔離解除後も一切の集まり及び集会の禁止、△集団利用施設の使用全面禁止、△特別管理区域の居住者の場合、大邱市、南区庁、警察に積極的に協力することをお知らせしました。
特に、「自宅で入院待機中の聖徒との接触を絶対に禁止し、徹底的に分離した生活をすること」、「閉鎖された教会および全ての関連施設への出入りを禁ずる」と明らかにし、指示事項に違反した場合は、教会内で懲戒など、厳重な措置を取ることを明らかにしています。
自宅隔離解除者が出ることにより地域住民が不安を感じないよう、徹底した集まりの禁止はもちろん、衛生管理と社会的距離を置くことなどを実践していきます。これは、地域社会の共同体はもちろん、聖徒を保護するための措置でもあります。新型コロナが終息するまで防疫当局に協力することを、重ねて明らかにします。
□ 大邱教会31番目の感染者の礼拝映像が消されたことについて
2月18日、大邱市は新天地大邱教会内部のCCTV映像をUSBメモリに保存して行きました。特に疾病管理本部と大邱市、南区保健所は、この日現場で「31番目の感染者」が1階ロビーで手洗い洗浄剤を使い、マスクをしている映像を確認しました。録画は2月9日午前7~10時、2月16日午前7~10時、1階のエレベーター2ヵ所、4階の教育館ロビーと内部の映像です。従って、3月13日の行政調査で「31番目の感染者」の動線が映っているCCTV映像がないとか、故意に削除したという疑惑は正しくありません。
□「大邱Kマディ病院での新型コロナ拡散の原因が新天地イエス教会の聖徒である」という内容について
3月14日、大邱市は疫学調査の結果、Kマディ病院で最初に陽性判定を受けたA氏と、外来患者として発表された新天地の聖徒であるB氏との関連性は低いと発表しました。連合ニュースによると、A氏は2月14日に感染が疑われる症状が見られ、2月22日に陽性判定を受けました。教会内の調査の結果、新天地の聖徒B氏は2月22日にKマディ病院を訪れ、2月24日に陽性判定を受けました。さらに詳しい状況は把握次第お知らせいたします。
□ 検査拒否について
新天地イエス教会は、防疫当局への協力のためだけではなく、聖徒の健康と安全のために、新型コロナ検査を受けなければ礼拝が正常化されても教会への出席を禁止するという措置を取りました。
特に、医療職、療養所、多重利用施設従事者は、無症状でも必ず自発的に検査を受けることと、全聖徒もすべてが検査を受けるよう通知しました。
このような措置により新天地イエス教会の聖徒が選別診療所に検査を要請していますが、「有症状者」を優先的に検査しなければならないので検査を断られたりもします。医療·保健従事者も同様です。
このような状況について、病院、介護施設などで勤務する聖徒がまるで故意に検査を受けないというように報道されないよう注意してください。
□ 連絡途絶について
一部の自治体で、新天地イエス教会の聖徒が連絡途絶の状態であると発表したことについて、いくつかの事例を説明いたします。
1) 教会の名簿に記載された連絡先が最新でない場合(連絡先の間違い)
2) 通話中の場合
3)海外出張中である場合
4)保健所が連絡先を錯覚した場合(間違って電話をした場合)
5)名簿の住所と実際に居住している住所が違う場合、二カ所以上の管轄地域の保健所から同時に連絡することになりますが、保健所間の行政共有ができない場合、などがあります。これらの事例が「連絡途絶」として分類され発表されたりもします。
新天地イエス教会は25回にわたって聖徒に防疫当局に協力するよう勧め、24時間非常体制で聖徒の現況をチェックしています。
しかし、確かに限界もあります。新天地イエス教会は信仰生活を目的とする教会であり、個人情報の収集を目的とする団体ではありません。教会の名簿には教会に登録した当時の住所、連絡先などが記載されており、更新の周期は決まっていません。聖徒が引越ししたり電話番号が変わっても、本人が知らせなければわかりませんし、教会の名簿にすぐに反映されません。これはどの宗教団体や会社も同じではないかと思います。
また、教会は様々な個人が集まった共同体です。聖徒の中には長期にわたって出席していなかったり、海外や地方に出張に行ったり、電話番号を変えたり、教会からの連絡に出なかったり、様々な状況があります。
ですが新天地イエス教会は、聖徒と地域社会の共同体、国民の命と安全のためにこのような限界を超えて、あらゆる方法を動員して新型コロナの終息に万全を尽くすことをお約束いたします。
□ 新天地イエス教会の集団居住という表現について
新天地イエス教会は聖徒たちに共同生活を勧めたことはありませんし、勧める理由もありません。担任講師や講師、伝道師などのための福祉として一部の社宅、寮はありますが、特定のマンションや住宅団地を買い入れて聖徒たちを住ませるということは、事実とは一切異なる内容です。
教会の周辺に聖徒たちが住むことはどの宗教でもあり得ることで、聖徒個人の自由です。教会からは聖徒個人の生活については関与していません。このようなことを、まるで教会が運営しているように「新天地集団居住地」と表現することは国民の誤解を招きかねませんので、より正確な表現を遣うようにお願いします。
□ ソウル市の新天地イエス教会の法人取り消しおよび税務調査について
3月9日、ソウル市は社団法人である「新しい天新しい地証しの幕屋聖殿イエス宣教会」の許可取り消し手続きを踏むと発表しましたが、「新しい天新しい地」の法人は非法人非営利団体である「新天地イエス教会」ではありません。したがって該当する法人が取り消されても新天地イエス教会が解体されることはありません。新天地イエス教会は憲法と法律によって存続が保障され、法律が認める権利をそのまま享有します。
「新しい天新しい地証しの幕屋聖殿イエス宣教会」は新天地イエス教会が保有する宣教法人に過ぎません。大韓民国に存在する教会はほとんど非法人非営利団体であり、必要に応じて別の法人を保有しています。
またソウル市は3月10日に、新天地イエス教会が所有する不動産20カ所について、地方税の税務調査に乗り出すと通知しました。
防疫行政に集中すべき時期に、防疫は後にしたまま、新天地イエス教会を不法団体と断定して調査権を乱用する行政処分に該当します。
地方税の基本法にも「他の目的で税務調査を行ってはならない」と明示されており、15日前に事前通知をしなければならないという規定があります。既に2月18日から閉鎖された施設を税務調査するということは、防疫の妨げになるだけです。
新型コロナにより、新天地の聖徒の中から大勢の感染者が出ました。これによって国民の皆様に迷惑をかけてしまったことに深い責任を感じて全力を尽くしておりますが、一部の自治体の長が、国民の命と安全がかかっている新型コロナ事態を政治争いの道具として利用することには反対します。政治争いではなく、防疫に集中して下さるよう切にお願いします。
□ 「防疫を理由に閉鎖された建物(釜山アンデレ研修所)へ入ろうとした」という内容について
新天地イエス教会は防疫を理由に閉鎖された建物に入ろうとしたことはありません。釜山新天地アンデレ枝派の研修所は、3月11日まで建物の閉鎖措置の状態でした。アンデレ教会は3月6日、釜山東区庁に3月9日または10日に防疫を実施してほしいという意見を伝え許可を得ました。
防疫会社に連絡をすると「人が足りないので10人動員してほしい」という要請を受けました。
3月9日、聖徒10人は防護服を着用した状態で保健所の関係者が来るまで待機していましたが、関係者から「新天地の聖徒は立ち入り禁止」と言われたので、そのまま引き上げました。
防疫専門会社からの提案によって準備したことであり、閉鎖された建物に入ろうとしたことではないということを明らかにします。
□ 「新天地イエス教会が特定の候補者を支持、または政治権力に関わっている」という内容について
新天地イエス教会の国内聖徒数は21万人余りです。教会は信仰生活のために集まった所であり、それぞれ社会活動をしています。政治的な好みも多様です。それについて教会は干渉しませんし、関心も持っておりません。聖徒が個人の意志で特定の政治家を支持することはあっても、教会として特定の候補者を支持することはありません。
政治権力と新天地イエス教会が深い関係を持っているのなら、今のような弾圧を受けることはないはずです。聖殿を建てようとしても建築許可を得ることすら簡単ではありません。大邱・慶北の新天地聖徒の軽症患者のために生活治療センターを何度も探しましたが、見つかりせんでした。建物を建てることができないため、適当な研修所もありません。寄付金も拒否されました。私たちが政治権力と関係があるなら、このような事は起こらないはずです。
新天地イエス教会はイエス様の精神を持って、世の光と塩となる地域社会での社会貢献活動と宗教間の和合、平和活動など、様々な活動を繰り広げてきました。このような活動をするためには各界各層における社会の連帯が必要であり、方法を探さなければなりません。これはどの団体でも同じです。交流と連帯を通し、平和と隣人を愛する価値を実践しようとする善なる意図を、非難したり歪曲しないようお願いします。