黙示録に預言されたハルマゲドンの戦争
本文:黙16:13~16
引用聖句:黙13:10、黙8章、黙9章、黙17章、黙18章、黙19章
本文のハルマゲドンはどこで、戦争はどのような戦争で、誰と誰との戦争で、なぜ戦争をしなければならないのか、その理由は何だろうか?(哀1:21~22、黙6章、黙18章参考 )
本章の戦場であるハルマゲドンは、肉的イスラエルの国の北側の平原地帯の丘に位置する戦場をたとえた霊的ハルマゲドンのことであり、本文の戦争とは、言葉で戦う霊的戦争である。これは悪魔の霊肉の兵士と神様の霊肉の兵士との戦いであり、神様の審判である。一次的には黙示録13章に書かれている背教した天の幕屋の選民と、この幕屋に侵入した竜の群れ、獣との戦いであり、またその後の背教した選民と滅亡者である獣に対する神様の審判である。また、このハルマゲドンという戦場は、黙示録12章でバビロンの牧者たちが自分たちと戦って勝利した勝利者たちを討とうと集まる霊的戦場でもある。
本章で審判する者は、黙示録15章の御使いたちである。この御使いたちが獣と偶像と名の数に打ち勝って出て来た聖徒たちを神様の御怒りの鉢にし、そこに御怒りを入れて、本章、すなわち16章でぶちまけて審判するのである。新・旧約聖書の御言葉が、この御使いたちのいる黙示録15章の聖殿(あかしの幕屋聖殿)から出て、神様の所属の霊と肉がいる聖殿から審判が始まる。黙示録6章で殉教者たちが血の復讐を訴えた通り、竜の群れである獣が黙示録8~9章と13章で行ったそのままを彼らに返す審判であって、彼らが行った行為を倍にして返す審判である(啓示18:6)。これは6千年の間、徹した神様の御怒りと審判である。
信じているふりをする者たちよ!まことに神様のことを知っているのか?神様の立場を知っているのか?神様のように裏切られた事があったか?大きなものを失くした事があったか?長い年月、この日のために耐え忍んでみた事があったか?本当に信じるならば、今が啓示(マタ11:27、ヨハ17:3.黙10章)を受ける時であることがわかるであろう。
さばかれ、自分たちの領域であるユーフラテスの川の水(黙9:14)がかれ、捕虜として捕らわれていた王たちが離れて行くのを見た竜と彼の群れである獣と偽預言者たちの口にある蛙のような悪霊が、天下の王たち(自分に属した牧者)の所に行って、審判する神様と戦うために霊的ハルマゲドン、すなわち戦場に集めたと書かれている(黙16:12~16)。この時、第七の鉢を空中にぶちまけ、噂(言論の報道)によってちりのような多くの者たちにこの事を知らせ(ダニ12:2)さばくので、バビロンがなくなる。
この事を行った者がこの事をあかしするので、このあかしはまことである。信じて救いに至る者になろう。イエス様は、血で私たちの罪を赦して下さって(黙1:5~6)、このような審判を竜の群れに下して、私たちを悪霊たちから救おうとされている。来なさい。そして、目薬をさした目で見て(黙3:18参考)確認しなさい。これがまことの真理である。
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